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共済ニュース2月号

大学生協連 中四地域センター&大学生協 中四事業連合 2010年2月10日発行

HAPPY LIFE NEWS!2月号

そろそろ飛散し始める時期です、早め早めの対策が効果的です!

増え続ける「花粉症」 1

■患者が増え続けている原因は、スギの成長だけでは説明できない!

患者が増え続けている原因は、スギの成長だけては、説明できません。それは、生活環境の変化によって、気温の変化に対応したり、異物に抵抗したりする体の働きが鈍り、鼻の自律神経も鈍ってきたと考えられ、ほかにも、排煙や排気ガスに含まれる化合物などは、鼻の粘膜を過敏にしています。花粉症増加の背景には、幾つもの原因があるのです。

特に、スギ花粉症は、日本人の約15%に見られ、学業や仕事に支障をもたらすこともあります。

今回は、花粉症への備えを紹介していきます。

★症状の強いスギ花粉

花粉症は、植物の花粉に反応する抗体ができて起きる、アレルギー性の病気です。 幾つもの植物の花粉が花粉症を引き起こしますが、代表的なものは次の5つです。

  1. スギ=花粉は、2月から4月にかけて飛ぶ。飛散量が多いのは、関東地方。
    〔北海道、沖縄ではほとんど飛ばない〕
  2. ヒノキ=3月末から5月ごろ。〔関西地方に多い〕
  3. シラカバ=4月下旬から6月ごろ。〔北海道に多い〕
  4. ハルガヤなどのイネ科の植物=5月から8月
  5. ブタクサなどのキク科の植物=8月から10月ごろ。

この中で最も多いスギ花粉症は、ヒノキやブタクサの花粉症より症状が強く、日本人全体の15%、地域によっては4人に1人が悩まされているといわれています。

「花粉症」の発症の仕組み 2

■全国どこにいても、花粉症になる人とならない人がいる。なぜ、花粉症は起こるのか?
★花粉症の症状

花粉症の症状は、原因の植物が違っても共通しています。くしゃみ、鼻水、鼻詰まりといった鼻の症状と、目のかゆみや涙目など目の症状。この他に、のどの違和感やせき、腹痛が起きる人もいます。イネ科、キク科の植物は、空き地や原っぱに自生している草で、花粉は遠くには飛ばず、影響を受けるのは狭い範囲の人たちに症状があります。

★遺伝子は左右する?!免疫の過剰反応?!

花粉に反応する抗体ができやすい人とできにくい人の違いは、身長や顔の違いが形成されるのと同様に、遺伝子によります。とは言っても、抗体ができても花粉症の症状が出る人が約半分いて、症状が出る人と出ない人がどう違うのかは、まだよく分かっていません。

はしかやおたふく風邪が1度かかると2度とかからないのは、体に備わっている免疫の働きによるもので、ウイルスに対する抗体が1度目にできて、2度目からはウイルスを排除するからです。

これに対して、体を守る免疫の仕組みが過剰に働いて起きるのがアレルギー性の病気で、花粉症もその1つ!

花粉が侵入すると、免疫に関わる何種類もの細胞が、協力して抗体を作ります。抗体は、鼻などの粘膜にある「肥満細胞」と呼ばれる細胞の表面に付き、侵入した花粉と結合し、その刺激で肥満細胞からヒスタミンやロイコトリエンなどの物質が放出されます。

身体を守る「免疫」の仕組み 3

■体に入ってきた花粉に対して、体の中ではどんなことが起きているのだろうか?
★体を守る免疫の過剰反応って、どんな症状?!
  • ヒスタミンは、神経を刺激して、くしゃみ、鼻水などの症状を引き起こします。
  • ロイコトリエンは、血管を刺激するので、鼻の粘膜がはれたり、水膨れができたりして、鼻詰まりを引き起こします。
  • くしゃみは花粉を追い出そうとする反応であり、鼻水は洗い流そうとする反応です。
  • 鼻詰まりは体内に入れないようにする反応です。

このように、体を守ろうとする免疫の反応が過剰に働いて、病気の状態になってしまうというわけなのです。花粉の飛散量は同じでも、幹線道路に近い場所に住んでいる人の方が道路から離れている人に比べて、花粉症の有症率が高いのは、自動車の排ガスの影響で抗体が作られやすいためだと考えられています。花粉症発症の有無は、遺伝子だけでは判断できず、複雑な要素を含んでいるのです。

■予防や症状改善には、日常生活での注意が大切!日ごろの注意点は…
★シーズン前に受診を!

花粉飛散の1、2週間前に、医師と予防法を相談することをおすすめします。予防の基本は、花粉を吸い込まないようにすることです。予防には、まず、戸や窓を閉め、屋内に花粉を入れないようにすることが大事!そして、外出時は、マスクをすること。コンタクトレンズを使用している人は、花粉シーズンには眼鏡に換えると良いでしょう。視力が正常な人も、サングラスを使って花粉の侵入を防ぐことになります。外を歩くときは、自動車が多くて花粉が舞い上がっている大通りは避けましょう。

日常の注意と正しい薬の活用で不安を軽減しよう! 4

★対症療法で症状軽減

花粉症の鼻の症状を和らげる薬は、のみ薬と点鼻薬があります。どちらもアレルギーそのものを治す薬ではなく、症状を軽減する対症薬です。肥満細胞からの化学伝達物質の放出を抑える作用を持つ薬は、抗アレルギー薬と呼ばれています。

この薬は、症状が起きる前に使うもので、花粉が飛び始める前から予防的に使うものです。でも、予想された飛散開始日に合わせて使用できるとは限らないため、最近では、化学伝達物質の放出を抑える作用と、放出されてしまった物質の働きを抑え込む抗ヒスタミン作用なども併せ持つ抗アレルギー薬があります。

★薬をもらって行楽へ

スポーツやレクレーションに出掛けるときは、2日ぐらい前に医師に相談し、薬をもらうなどの準備をするようにしましょう。

衣類は、化繊や木綿・化繊の混紡など、表面がすべすべした素材のものにすると、花粉はほとんど付着しません。これに対して、けば立った衣類や毛織物は、花粉が付着しやすいので、外に干さない方が良いでしょう。

花粉症の症状は、発症開始からある日数までは、花粉の飛散量の増加につれて強くなり、ピークに達すると、花粉を大量に吸い込んでもその割には強くならない特徴があります。花粉飛散量が平年の10倍と予測されていても、症状は飛散量に比例して10倍になるわけではありませんから、極端に神経質にならず、対処・対策をきちんととって、不安を軽減し、春を楽しみましょう。

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